9/2 第12回山井綱雄之會、お越し下さいました皆様、家元はじめご出演の能楽師皆様、お手伝い頂きましたスタッフ皆様、そして、金剛流豊嶋晃嗣さん、心より御礼申し上げます!
ありがとうございました!!!
m(_ _)mm(_ _)mm(_ _)m
会の後も忙しくバタバタで、まだ片付けも会計処理も済んでいませんが、あっという間に、5日も経ってしまいました、、、、
能楽の世界では、同じパートの共演はご法度です。しかし、ワキや囃子や狂言の方々とは、お願いすれば、何方とでも、国宝の先生とでも共演出来ます。
これは、仕方の無いしきたりなのですが、私は純粋な能楽師の気持ちとして、同じパートの方とお会いしお話しするのが、飲み屋だけ(笑)、というのは、残念に思われていました。
それぞれの流派のアイデンティティは大切にしつつ、同じ檜舞台の上で、能として共演は出来ないものか、と。
そしてそれは単なる自己満足にならず、異流派ならではの表現(もちろん、その場限りのものですが)として昇華出来ないものか、と。
能は、二人静。
そして、お話ししたのが、金剛流豊嶋晃嗣さん。
歴史的に近い流派で、しかも、同じ73年生まれ。
そして、お許し下さいました、我が金春宗家、そして金剛ご宗家に心より御礼申し上げます。
豊嶋晃嗣さんとは、色々とディスカッションを重ねて、相談して、時間をかけて、そして臨みました。
本来、シテとツレがぴったり合わせる二人静を、敢えて、「違う」ということを逆手にとった表現としました。
お陰さまにて、賛否両論(笑)。
でも、良かった面白かったと言って下さった方も多くいらして、ありがとうございました。
また12/3には、金剛流のホームグランド・京都の金剛能楽堂にて、豊嶋晃嗣さんの会で、役を入れ替えての二人静をやりますので、それまでに今回の反省を踏まえて磨きをかけて、また臨みたいと思います!
私は、とても愉しく、舞わせて頂きました!
そして、長男綱大の初シテ。
月並みですが、自分で舞っている方が楽ですね(笑)。
観客の皆様、共演能楽師の皆様、皆様の愛に包まれて、そして、その中で健気に頑張っている息子の姿に、後見座で、思わず、ウルッときてしまいました。。。
「上手に舞う必要なんかひとつもない。間違えてもいい。とにかく、思い切って! 一生懸命に! やるんだよ!」と直前に声をかけました
もちろん、拙い芸ですが、息子も一生懸命舞っていました。
頑張っていたと思います。
本当に、皆様、ありがとうございました!!