いよいよ!来週です!
鎌倉、秋の風物詩・鎌倉薪能。
人間国宝・野村万作先生、二日間出演!
能は、名曲にしてメジャー曲「黒塚」。
我が流派、千年の古儀を体感しに、是非いらして下さい!!
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第61回鎌倉薪能
薪能発祥といわれる奈良、京都に次ぐ歴史を有する鎌倉薪能。1959年より受け継がれてきました伝統の古典芸能は、今年で61回目を迎えます。
鎌倉宮の杜に囲まれた野外特設舞台は、独特な雰囲気を醸す幽玄の世界に包まれます。第61回鎌倉薪能では、能を金春流・宝生流による「黒塚」、狂言を和泉流による「成上り」と見ごたえのある演目を披露します。鎌倉薪能を毎年観られている方はもちろん、まだ観たことがないという方も、この機会にぜひご堪能ください。
日程:
2019年10月11日(金曜日)、10月12日(土曜日) 雨天中止
時間:午後5時開場、午後6時開演
会場:鎌倉宮(鎌倉市二階堂154)
料金:S席12,000円、A席9,000円、B席7,000円(税込)
*解説入りパンフレット付き
購入:tel 0570-08-9966(8月1日~受付開始)10時~18時
ホームページ http://www.cnplayguide.com/kamakura_info
(午前2時~6時まで申込不可) *売り切れ次第、終了となります
演目・出演者
●10月11日(金曜日)
金春流 素謡 翁 金春 憲和
金春流 仕舞 八島 山井 綱雄
金春流 仕舞 野宮 本田 光洋
和泉流 狂言 成上り 野村 万作
金春流 能 黒塚 金春 安明
●10月12日(土曜日)
金春流 素謡 翁 金春 憲和
金春流 仕舞 八島 辻井 八郎
金春流 仕舞 野宮 高橋 忍
和泉流 狂言 成上り 野村 万作
宝生流 能 黒塚 大坪 喜美雄
演目解説
狂言 「成上り」
太郎冠者(シテ)が主人(アド)の供をして鞍馬寺に参詣し、主人の太刀を預かり通夜をする。眠った太郎冠者は、すっぱ(騙り者)(アド)に太刀を青竹にすり換えられてしまう。翌朝、太郎冠者は青竹を隠し持って供を続けるが、物が成り上がっていく話を主人にして、太刀が青竹に成り上がったと言う。主人は寺で太刀がすり換えられたのだろうと推測し、太刀を持っている者が道を通るのを待ち構える。主人がすっぱを捕らえると、太郎冠者は……。
太郎冠者が次々と語る、あるモノが別のモノへと成り上がる話が眼目。
能 「黒塚」
諸国を廻って修行をする阿闍梨祐慶(あじゃりゆうけい)(ワキ)が従者(ワキツレ)を伴い、陸奥安達ヶ原を訪れる。祐慶たちが一軒の庵に宿を乞うと、女(前ツレ)が一行を内へ招き入れる。女は枠桛輪(わくかせわ)(糸車)で糸繰りのさまを見せ、憂き世の辛さを謡う。やがて夜が更け、寒さが増したので、女は薪を集めに行こうとする。女は「閨(ねや)の中をけっして見てはいけない」と祐慶に言い、山へ出かけて行く。しかし祐慶が眠りにつくと、能力(のうりき)(山伏の召使い)(アイ)が閨をこっそりのぞいてしまう。閨に死体が山と積まれているのを目にした能力は、祐慶に報告。驚いた一行は逃げ出すが、鬼女(後シテ)となった女が約束を破ったことを恨み、襲いかかる。
安達原の黒塚に鬼が住むという伝承を基にした能。単に恐ろしいだけではなく、人間的な苦悩をも感じさせる鬼女が登場する。女が枠桛輪を回しながら謡う「糸尽くし」の歌も聞きどころ。
お問い合わせ先
鎌倉市観光協会
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