先週、鎌倉の児童施設を訪問しました。
私も数々色々な施設を訪問してきましたが、児童施設は初めてでした。
私の大好きなプロレスラー大谷晋二郎選手は、率先してこうした子供たちへのチャリティー活動をしておられます。
7月の大谷選手の団体・ZERO1の後楽園ホールでの大会で、リーグ戦に優勝し団体のエースとなった火野裕士選手が、沖縄の児童施設を訪問したときのことを試合後のリングで語り始めました。
「みんな、ホンマええ子たちばっかりなんです。とても人なつっこくて。私が『最近、楽しかったこと、何?』って聞いたら、『お父さん、お母さんに会えたこと』って言うんです。。。
子供にはみんな未来がある。どんな子にも。親の愛を受ける権利はどんな子にもあるんです!私達、大人が守ってあげな、誰が守るんですか!」
筋骨隆々の一見コワモテの火野選手が、涙に言葉を詰まらせながらに訴えて、私も貰い泣きしてしまったのを、思い出しました。
ホームの子達は、皆人懐っこい子どもたちで(最後はくっついてまとわりついてきました(笑))、時折、真剣な眼差しで話を聞いてくれたのがとても印象的でした。
今回ご紹介した「高砂」は、九州から旅をしてきた神主が、新しい舟を作って、勇気を出して行ったこともない新天地(大阪・住之江)に赴き、神様(住吉明神)から寿福を頂くという物語。
これからも前を向いて勇気を出して頑張っていこう、というメッセージを話して、みんなで「高砂」を謡いました。
最後に、「羽衣」のことをお話しました。
震災1年後の、福島県いわき市での慰霊祭での、奇跡の物語をお話ししました。
みんな、真剣に話を聞いてくれました。
そして「羽衣」のラストシーンを一人で謡いながら舞ったのですが、宝を降らせる型をしたときに、『この子たちの未来にも、寿福を!!』と思いながら舞っていたら、不覚にも、ウルッときてしまいました、、、
何かを感じてくれたら。
また、訪問出来たらと思います。