閣下と上妻さんと私の「義経記」について、ひとこと。
ホントにいい作品になりました。
これは、閣下も上妻さんも言われてます。
「人は皆、本当の絆がそこにあって、己が気付いていないだけなのかもしれないな。」
最後の義経の言葉。
これは、閣下の創作です。
実は最初の台本からかなり書き換えられています。
閣下が御自ら執筆されているところが実はかなりあります。
昨年の一番最初のリハで、
「何を伝えるのか?」
と、
「義経のラストシーン」
の議論にかなりの時間が割かれました。
最後は主宰である上妻さんの、「僕はこれを伝えたい」、そして義経の最後は諸説あるなかで、上妻さんが「僕はこうしたい」という方向に纏まりました。
閣下の永年の邦楽コラボの知恵と経験の惜しみ無い投入、上妻さんの曲の素晴らしさと空気を切り裂く三味線演奏、私も頑張り、いい作品となりました。
笑いあり、怖さあり、涙あり。
アドリブもありますし、いわゆる、エンターテイメントですが、それだけでない、深い感動があるのは、最初に決めたしっかりとした主題があるからだと、私は思っています。
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「義経記」についてひとこと
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