敬愛する流儀の重鎮・本田光洋先生が、能楽最高秘曲で80年の人生を凝縮した最高の花を咲かせます!
1月29日土曜日、横浜能楽堂。
能「関寺小町 古式」 シテ 本田光洋。
我が金春流では、『一子相伝』として、最高秘曲として伝えられてきた、「関寺小町」。
80世金春安明先生が、小書(こがき 特殊演出)『古式』という形を、省略や技能的な差を通常のものと付けることなく、ほぼそのままの形で仕立てられ、実質、その一子相伝の封を解かれました。
大変大きな大きな、ご決断です。
小書ということを差し引かせて頂けば、我が流儀では宗家以外の方が「関寺小町」を舞われるのは、太閤豊臣秀吉 徳川家康時代の下間少進(しつましょうじん)、昭和31年の 『昭和の三名人』櫻間弓川(さくらまきゅうせん)先生以来、史上3人目、となる快挙です。
幸運にも(敢えて高飛車な言い方しますが)、この舞台を目撃出来た方は、能楽の凄さ、人間の生きる素晴らしさを、言語や概念を超えて、魂で体感して頂けると確信しています。
世阿弥の説いた「本物の花」を、体感して下さい。
私は地頭 高橋忍さんを支える4番手として、この最高秘曲の地謡を勤めさせて頂きます。
最高の名誉ですが、伝承者の少ない我が流儀では、伝えていかねばならない大事な責務もあります。
とくかく、一所懸命に、謡わせて頂きます。
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能の秘曲の最高位『関寺小町』に金春流の重鎮・本田光洋が挑む
100歳の老女となった小野小町。老いの刹那と苦しみ、救いを舞う能の秘曲の最高位『関寺小町』に金春流の重鎮・本田光洋が挑む
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余談ですが、写真の本田先生が、最高にカッコいいです!
撮影場所は、矢来能楽堂を拝借しました!
https://magazine.confetti-web.com/traditional/5460/?amp=1