「つなちゃん、今年の11月9日って空いてる??」
学生時代から仲良くして頂き、今や公益社団法人能楽協会では渉外委員長・委員という立場で
(常務理事・理事として)大事なお仕事をさせて頂いている、3つ年上の観世喜正さんから声をかけて頂いたのは、今年の春先でした。
「あっ!空いてます!」
「じゃ、『鷹姫』出てよ。」
「た、『鷹姫』??!」
これで、決まりました(笑)。
現在も数多く産み出されている、新作能。
その中でも、ダントツの上演回数を重ねてきたのが、『鷹姫』です。
この作品に、来月、出演させて頂きます。
10/25の山井綱雄之會の翌日、もう7年ほど前から開催して頂いています金春流若手能楽師対象の勉強会。能楽研究の第一人者・羽田昶先生に教えて頂き大変に勉強になっています。
その勉強会のテーマを、『鷹姫』にして頂き、『鷹姫』のことを詳しく勉強しました。
1949年、横道萬里雄先生がアイルランドの劇作家イエイツの『鷹の井戸』を翻案として新作能『鷹の泉』を創作され、その後1967年にさらに改良した能『鷹姫』を観世寿夫先生主演で上演されました。
以来、野村萬先生、万作先生、観世栄夫先生観世銕之丞先生、梅若実先生、野村萬斎さん他、大変多くの能楽師によって上演を重ねてこられました。
羽田昶先生の勉強会の後の懇親会には、先日の私の会にもご出演下さった櫻間金記先生もお越しになられ、過去に二度ご出演になられた『鷹姫』について、色々とお聞きしました。
出演者の中では、私が唯一、他流派。
しかも私は『鷹姫』出演経験の無い、超初心者です(苦笑)。。色々と大変そうです、、、
皆さんの足を引っ張らないように、目下、勉強中です!
羽田先生からも、貴重な資料も色々とお借りしました。
(羽田先生、ありがとうございます。)
『鷹姫』、目一杯、体感します!
楽しんで、頑張ります!!
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よこすか能
観世喜正プロデュース 蝋燭能「鷹姫」
2019年 11月9日 (土) 16:00開演 (15:30開場)
よこすか芸術劇場
S席:5,000円A席:4,000円B席:3,000円
観世喜正×大槻文藏×野村萬斎
果てしない欲望と妄執が、ゆれる蝋燭の幻想の中で描かれる!
1987年から開催され、94年から横須賀芸術劇場を舞台に移し、毎年好評をいただいている「よこすか能」。
今回の蝋燭能は、アイルランドの詩人イェーツの「鷹の井戸」をモチーフにした新作能「鷹姫」。孤島にある不老不死の泉に水を求めに来た老人(観世喜正)と王子の空賦麟(クーフーリン・野村萬斎)、泉を守る鷹姫(大槻文藏)が織り成す幻想的な物語をお届けします。
観世喜正によるみどころ解説や能には字幕も入り、蝋燭の炎が織りなす幻想的な世界の中でご覧いただきます。
出演
観世喜正
野村萬斎
大槻文藏
観世喜之
ほか