Quantcast
Channel: 能楽師・山井綱雄の~日々去来の花~
Viewing all 1559 articles
Browse latest View live

毎日小学生新聞の取材受けました

$
0
0
昨日、国立能楽堂にて、毎日新聞の小学生新聞の取材を受けました。

岐阜県から、わざわざ私にインタビューするために、小学校5年生の男の子がお母さんと一緒に、訪ねてくれました。

今年3月の、岐阜県関市での能舞音楽劇「義経記」を観に来てくださり、それがきっかけで、能に興味を持ってくれて、毎日新聞小学生新聞
に応募してくれたとのこと。

嬉しい限りです!

昨日は、能舞台を使って、タップリとレクチャー。お話も、構えや摺り足や型、そして謡も体験してもらい、能面も付けて摺り足して貰いました。

それらを踏まえての、インタビュー。

また、熱く熱く、語りました(笑)!!

色々と質問を受けましたが、
「能をやっていて、良かったと思うときは、どういうときですか?」と質問を受けました。

「今、こういうときだよ」と答えました(笑)。

能の未来は決して楽観出来ません。
かなり、厳しいです。
そんな中で、能を未来に繋げていくための、努力。
絶対的な成功例なんて、あり得ない。
可能性のあるものには、全てトライしていく。
そうするしかないと思います。
時には、失敗することもありますが、この「義経記」のように、多くのお客様の支持を受けて、永く各地でロングランされるものもある。

やってて、良かった!

共に創ってきた閣下や上妻さんや素晴らしい共演者と、スタッフ皆さんに感謝します!

きっかけなんて、どこに転がっているか分かりません。

昨日、食い入るように話を聞いて体験もしてくれた、彼の将来に、少しでもプラスになることを願って!

とにかく、嬉しいひとときでした!

8/21発売の、毎日小学生新聞 に今日のインタビューは掲載予定です。




7/29は白瀧文化祭にて中井智弥くんと共演!

$
0
0

毎年恒例の、白瀧文化祭!

今年は、鬼才・中井智弥くんとの新作での共演です。

ズバリ、二人静。

9/2土曜、第12回山井綱雄之會 での、金剛流豊嶋晃嗣さんとの異流共演の、正に前哨戦です。


昨日、中井智弥くんと内容を詰めましたが、こりゃ大変だ、、、(笑)

中井くんとのコラボは、濃い(笑)。そして、彼が能を知っているだけに、話が早いのです。

クリエイティブなことは疲れますが、愉しいですね!

またまた、愉しい舞台となりそうです!


既に、多数のお申し込みを頂き、ありがとうございます!
まだ入れますので(笑)、今からでもお申し込み下さい!


~~~~~~~
第14回 白瀧文化祭
平成29年7月29日土曜 16:30開演
場所 白瀧呉服店

■住所

〒179-0081 東京都練馬区北町8-37-11

□アクセス

有楽町線・地下鉄赤塚4番出口前
東上線・下赤塚 徒歩3分

■電話番号

TEL:03-3933-0033

料金 3,500円(和装500円引き)
申し込み先
白瀧呉服店 TEL:03-3933-0033


能と二十五絃箏による「二人静」

山井綱雄(金春流能楽師)
中井智弥(二十五絃箏奏者)

演奏曲: 二人静 葵上 紅蓮の炎

一昨年好評を博した、能の舞・謡と二十五絃箏の有りそうで無かった奇跡のコラボの第二弾。今回は「二人静」。鬼才・中井智弥オリジナル曲で、山井綱雄が、能とは異なる究極の「幽玄」の世界を現出します





PR: 水害は全国ほぼ全ての市町村で発生しています-政府広報

$
0
0
家庭ではどんな備えが必要?水害のおそれがあるとき、避難時の注意点は?詳しくご紹介

本日、白瀧文化祭

$
0
0

いよいよ、本日です!

今回も素晴らしい作品になりました!

何とも言えない世界を醸し出します。
能の世界が、広がっていく感じです。

沢山の皆様にお越し頂きますが、まだ若干当日券もございます。

お時間ございましたら是非!


第14回 白瀧文化祭
平成29年7月29日土曜 16:30開演
場所 白瀧呉服店

■住所

〒179-0081 東京都練馬区北町8-37-11

□アクセス

有楽町線・地下鉄赤塚4番出口前
東上線・下赤塚 徒歩3分

■電話番号

TEL:03-3933-0033

料金 3,500円(和装500円引き)
申し込み先
白瀧呉服店 TEL:03-3933-0033


能と二十五絃箏による「二人静」

山井綱雄(金春流能楽師)
中井智弥(二十五絃箏奏者)

演奏曲: 二人静 他

一昨年好評を博した、能の舞・謡と二十五絃箏の有りそうで無かった奇跡のコラボの第二弾。今回は「二人静」。鬼才・中井智弥オリジナル曲で、山井綱雄が、能とは異なる究極の「幽玄」の世界を現出します。





9/2異流共演能「二人静」あと1か月!

$
0
0
第12回 山井綱雄之會 まで、あと1か月となりました!!
金春流 金剛流による能「二人静」。

昨日、金剛流豊嶋晃嗣さんと、最後の稽古と打ち合わせ。
擦り合わせと打ち合わせと実地の稽古を通して、形は固まりました。

やはり、我が流派と最も近い金剛流さん。
勿論違うところもありますが、似ています。

そして、違うところは、「違う」ということを逆手にとって、表現します。

いわゆる、「立合」(たちあい:競演)と違って、同じ方向を向いて、同じテーマを話し合い、どう相応しいかを議論しました。

時には合わせ、時にはどちらかの伝来に寄りそい、時には全く相反する。

ツレの菜摘の女は、生身の人間。
シテの静御前の幽霊は、勿論、幽霊。
その違いにも、目を向けました。

今回は、廻りは全て、金春流。
豊嶋晃嗣さんにとっては、完全アウェーです(笑)。
12/3土曜 京都 金剛能楽堂 豊嶋晃嗣能の会
では、役を入れ替えて、私が完全アウェーです(笑)。

豊嶋晃嗣さんは、「いや~、今から緊張します~!」とのこと(笑)。

ただの異流派の共演ではなく、「二人静」という作品に、それぞれの伝来に照らし合わせながら、どこまで作品として表現出来るか?を考えました。

私もそれなりにお蔭様にて色々な経験を積ませて頂いてきました。また、豊嶋晃嗣さんも、様々な経験と活躍をされてきました。
そういうことが、今回、お互いに議論する中でとても役に立っています。

始めてご覧になられる方にも、楽しんで頂けるように、また、能をご覧になられている方にも、おおこんなやり方があったのか!と言って頂けるように頑張っております!

内容的には、相当細かく打ち合わせ・議論を重ねました。

手前味噌ですか、晃嗣さんと私は、これは面白い、いいんじゃないかと、手応えを感じています!
異流共演の新しい可能性を提示します。


チケット、絶賛発売中です!!
どうぞ宜しくお願い致します!

~~~~~~~

能楽金春流
第十二回   山井綱雄之會
平成29年9月2日(土)13時開演
国立能楽堂
渋谷区千駄ヶ谷4-18-1
JR千駄ヶ谷駅 都営地下鉄国立競技場駅下車徒歩5分


金剛流豊嶋晃嗣師と相舞の能「二人静」にて前代未聞の異流競演
長男・綱大(こうた:13歳)、初のシテ(主役)デビュー!
能「二人静」
シテ(静ノ霊)  山井綱雄
ツレ(菜摘女)  豊嶋晃嗣(金剛流能楽師)

狂言「狐塚-小唄入-」
シテ(太郎冠者)大藏吉次郎

能 猩々
シテ(猩々) 山井綱大
 (終演予定 16:30)

SS席(正面中央)10,000円
S席(正面右端)8,000円
A席(脇正面・中正面正面寄り)7,000円
B席(脇正面橋掛り寄り・中正面脇正寄り)
6,000円
B席学生(25歳以下)3,000円


お申し込みお問合せ
綱雄の会 メールtsunaofc@yahoo.co.jp
TEL 070-6526-0270(平日10~18時)
山井綱雄公式サイト yamaitsunao.com

ご挨拶

 能「二人静」は本来、シテとツレがピッタリと合わせる「相舞」をするのが見どころでありますが、それを敢えて異なる流派の方と致すことを思い付きました。
 豊嶋さんは金剛流の本拠地京都を中心に、その代表する能楽師として活躍されています。そして金剛流は古来より我が金春流と最も近い流儀とされ、それぞれの流儀の伝来を大切にしつつ、新しい可能性にも挑戦させて頂きます。
 「相舞をする「二人静」を異流派でどのように舞うのか??」。多くの方の疑問とご期待には、舞台の上にてお応え致したく存じます。
 また、私の長男・綱大(こうた:中学二年生)が初シテを勤めさせて頂きます。
能楽の未来を賭けた熱き挑戦、是非見届けにお越し下さいませ。
             金春流能楽師
             山井 綱雄





鳥山さんの初会

$
0
0
一昨日、小鼓方観世流 鳥山直也さんのお弟子さんの会の、旗揚げ初会にお招き頂き、地謡や舞で、お手伝いさせて頂きました。

とても、アットホームで、良い御会でした。

そして、何より、鳥山さんのこうしたお祝いに駆けつけることが出来て、嬉しいかったです!( ´∀`)

人生は、色々なことがあります。
私から見ていて、鳥山さんがつらい時に、頑張ろう!と声をかけるより(勿論それも大切だが)
、能楽師っていう生き物はやはり、舞台で生きている訳で、舞台の上で、真剣勝負をしながら励ますのが一番だ、と思い、私なりに、色々と舞台をお願いする中で、その舞台の上から、「鳥山さん、一緒に生きましょう!!」というメッセージを、送ってきたつもりでした。

きっと、鳥山さんもそれを恩義に感じて下さって、昨日は声をかけて下さったと思います。


職場で泣いて詫びてお休みをとってという甲斐甲斐しく動いていた奥様はじめ、お弟子さん、ポーランドから駆けつけたお弟子さん等、鳥山さんの廻りには素晴らしい方々かいらっしゃいますね。

とにかく、おめでとうございました!!



PR: 夏のレジャー製品に潜む危険!ココに注意-政府広報

$
0
0
バーベキューや花火では火に注意!冷却スプレーやガスライターでも思わぬ事故が!

昨日8/7は銀座金春祭り!

$
0
0

昨日は、、、、

8/7は、毎年恒例の、銀座八丁目銀座通り一本裏側の 金春通りでの、金春祭り!!

我が金春宗家が1,000年近い遙か古より伝えてこられた、奈良の古儀を、ここに唯一再現しています。

私は、副地頭を勤めさせて頂きました。

台風が近づき、天気が心配されて、少し早めにスタート!!

途中、ポツポツときて、これは!…と思う場面もありましたが、最後まで無事に終了。


そうしたら、ものの数分のうちに、雨がザーっと!!


危なかった!ギリギリセーフでした。


そして、この8月7日は、もうひとつ、忘れることの出来ない日です。


恩師79世金春信高先生の、御命日です。


今日も信高先生は、何処かで心配されながら、ご覧になられていたことと思います。


恩師に想いを馳せながら、、、

勤めさせて頂きました。











富岡八幡宮 深川祭り

$
0
0
江戸三大祭りのひとつ、富岡八幡宮の、深川祭り。

これから、参加します!
担ぎます。
無理しないようにします(笑)!




下半期スタート!35年振りの『檜垣』!

$
0
0
さて!お盆も過ぎて、いよいよ、本日より今年2017年の後半戦が始まりました!!


明後日、8/19土曜日に、清里でのイベントが皮切りで、今年一杯(厳密には来年の年明けからあるのですが!)、ずっと舞台等が目白押しです!

このお盆の時期も、この下半期の舞台の数々の様々諸々の稽古がスタートしています!!

みんなで集まって稽古するものから、数人のもの、はたまたマンツーマンで「どうしようか?」と相談するものまで、様々。

もちろん、私一人で、チマチマとコツコツと、地味に(笑)、稽古を重ねていくものもあります。

本日は、福島県いわき市でのお弟子さんへのお稽古なのですが、その前に、80世金春安明先生宅へ皆が集合。

12月に、流儀の重鎮であり、能楽師として心より敬愛申し上げている本田光洋先生が、金春流としては何と35年振りとなる、最高秘曲「檜垣」を舞われます。

その、下申し合わせ。

なにせ、前回が35年前。
私は小学生のハナタレ小僧でしたので、当然、その舞台を知りません。

私は地謡を謡わせて頂きますが、この「檜垣」は初めてな訳です。

これで、最高秘曲「伯母捨」「檜垣」「関寺小町」の全てを地謡させて頂いたことになります。ありがとうございます!

今回の「檜垣」は、35年振りということもあり、また上演回数がまだ金春流では少なく、安明先生が改訂を加えられました(改訂といいますか、元々の金春流の伝来に近い形に戻されたとのこと)。

かつて、この「檜垣」を、恩師79世金春信高先生がシテを勤めてられたことがあり、その時の上演時間が、何と、、、、、

2時間50分!!!

驚異的な長さです!!

その2時間50分の「檜垣」を舞い終えられた信高先生が、その後に仰っておられたという、名言が伝わっています。

「これは、『芸』でなくて『行』だ。」

能の最高秘曲とは、正に、能楽師の人生の集大成。

その舞台を踏むこと、勤めること、これ即ち、『行』なのですね!



ご報告・重要無形文化財保持者(総合認定)になりました

$
0
0
私事ですが、、、


 先週21日付けにて、重要無形文化財保持者(総合認定)の認定を受けました。

 昔より応援ご支援下さる皆様のお陰と、心より御礼申し上げます。

 ありがとうございます!!
m(_ _)m

 そして何より、ここまで幼少期より教えて導いて下さった、79世故金春信高先生、富山禮子先生、現師匠の80世金春安明先生、ありがとうございました!
 安明先生からは、既に有難い御訓示を頂きました。能楽の普及と、そして、後進の指導。これを御訓示頂きました。
 特にこの認定では、安明先生のご推薦があってのものでしたので、心より御礼申し上げます。
 ありがとうございました。


 今回、多くの能楽師諸師も、認定を受けました。

 皆で力を合わせて、能楽を未来へ!!

 そして、更なる高みを目指して、努力精進を重ねて参りたいと思います。

 そして、能の持つ凄さ・素晴らしさが、多くの日本人そして世界の人々に伝われば、日本は変わるし、世界は変わる!!


 それを信じて、力の限り、邁進していきます。


 謹んでご報告申し上げます。

 ありがとうございました。


              金春流能楽師 
              山井 綱雄

毎日小学生新聞の取材受けました

$
0
0
昨日、国立能楽堂にて、毎日新聞の小学生新聞の取材を受けました。

岐阜県から、わざわざ私にインタビューするために、小学校5年生の男の子がお母さんと一緒に、訪ねてくれました。

今年3月の、岐阜県関市での能舞音楽劇「義経記」を観に来てくださり、それがきっかけで、能に興味を持ってくれて、毎日新聞小学生新聞
に応募してくれたとのこと。

嬉しい限りです!

昨日は、能舞台を使って、タップリとレクチャー。お話も、構えや摺り足や型、そして謡も体験してもらい、能面も付けて摺り足して貰いました。

それらを踏まえての、インタビュー。

また、熱く熱く、語りました(笑)!!

色々と質問を受けましたが、
「能をやっていて、良かったと思うときは、どういうときですか?」と質問を受けました。

「今、こういうときだよ」と答えました(笑)。

能の未来は決して楽観出来ません。
かなり、厳しいです。
そんな中で、能を未来に繋げていくための、努力。
絶対的な成功例なんて、あり得ない。
可能性のあるものには、全てトライしていく。
そうするしかないと思います。
時には、失敗することもありますが、この「義経記」のように、多くのお客様の支持を受けて、永く各地でロングランされるものもある。

やってて、良かった!

共に創ってきた閣下や上妻さんや素晴らしい共演者と、スタッフ皆さんに感謝します!

きっかけなんて、どこに転がっているか分かりません。

昨日、食い入るように話を聞いて体験もしてくれた、彼の将来に、少しでもプラスになることを願って!

とにかく、嬉しいひとときでした!

8/21発売の、毎日小学生新聞 に今日のインタビューは掲載予定です。



7/29は白瀧文化祭にて中井智弥くんと共演!

$
0
0
毎年恒例の、白瀧文化祭!

今年は、鬼才・中井智弥くんとの新作での共演です。

ズバリ、二人静。

9/2土曜、第12回山井綱雄之會 での、金剛流豊嶋晃嗣さんとの異流共演の、正に前哨戦です。


昨日、中井智弥くんと内容を詰めましたが、こりゃ大変だ、、、(笑)

中井くんとのコラボは、濃い(笑)。そして、彼が能を知っているだけに、話が早いのです。

クリエイティブなことは疲れますが、愉しいですね!

またまた、愉しい舞台となりそうです!


既に、多数のお申し込みを頂き、ありがとうございます!
まだ入れますので(笑)、今からでもお申し込み下さい!


~~~~~~~
第14回 白瀧文化祭
平成29年7月29日土曜 16:30開演
場所 白瀧呉服店

■住所

〒179-0081 東京都練馬区北町8-37-11

□アクセス

有楽町線・地下鉄赤塚4番出口前
東上線・下赤塚 徒歩3分

■電話番号

TEL:03-3933-0033

料金 3,500円(和装500円引き)
申し込み先
白瀧呉服店 TEL:03-3933-0033


能と二十五絃箏による「二人静」

山井綱雄(金春流能楽師)
中井智弥(二十五絃箏奏者)

演奏曲: 二人静 葵上 紅蓮の炎

一昨年好評を博した、能の舞・謡と二十五絃箏の有りそうで無かった奇跡のコラボの第二弾。今回は「二人静」。鬼才・中井智弥オリジナル曲で、山井綱雄が、能とは異なる究極の「幽玄」の世界を現出します





本日、白瀧文化祭

$
0
0
いよいよ、本日です!

今回も素晴らしい作品になりました!

何とも言えない世界を醸し出します。
能の世界が、広がっていく感じです。

沢山の皆様にお越し頂きますが、まだ若干当日券もございます。

お時間ございましたら是非!


第14回 白瀧文化祭
平成29年7月29日土曜 16:30開演
場所 白瀧呉服店

■住所

〒179-0081 東京都練馬区北町8-37-11

□アクセス

有楽町線・地下鉄赤塚4番出口前
東上線・下赤塚 徒歩3分

■電話番号

TEL:03-3933-0033

料金 3,500円(和装500円引き)
申し込み先
白瀧呉服店 TEL:03-3933-0033


能と二十五絃箏による「二人静」

山井綱雄(金春流能楽師)
中井智弥(二十五絃箏奏者)

演奏曲: 二人静 他

一昨年好評を博した、能の舞・謡と二十五絃箏の有りそうで無かった奇跡のコラボの第二弾。今回は「二人静」。鬼才・中井智弥オリジナル曲で、山井綱雄が、能とは異なる究極の「幽玄」の世界を現出します。





9/2異流共演能「二人静」あと1か月!

$
0
0
第12回 山井綱雄之會 まで、あと1か月となりました!!
金春流 金剛流による能「二人静」。

昨日、金剛流豊嶋晃嗣さんと、最後の稽古と打ち合わせ。
擦り合わせと打ち合わせと実地の稽古を通して、形は固まりました。

やはり、我が流派と最も近い金剛流さん。
勿論違うところもありますが、似ています。

そして、違うところは、「違う」ということを逆手にとって、表現します。

いわゆる、「立合」(たちあい:競演)と違って、同じ方向を向いて、同じテーマを話し合い、どう相応しいかを議論しました。

時には合わせ、時にはどちらかの伝来に寄りそい、時には全く相反する。

ツレの菜摘の女は、生身の人間。
シテの静御前の幽霊は、勿論、幽霊。
その違いにも、目を向けました。

今回は、廻りは全て、金春流。
豊嶋晃嗣さんにとっては、完全アウェーです(笑)。
12/3土曜 京都 金剛能楽堂 豊嶋晃嗣能の会
では、役を入れ替えて、私が完全アウェーです(笑)。

豊嶋晃嗣さんは、「いや~、今から緊張します~!」とのこと(笑)。

ただの異流派の共演ではなく、「二人静」という作品に、それぞれの伝来に照らし合わせながら、どこまで作品として表現出来るか?を考えました。

私もそれなりにお蔭様にて色々な経験を積ませて頂いてきました。また、豊嶋晃嗣さんも、様々な経験と活躍をされてきました。
そういうことが、今回、お互いに議論する中でとても役に立っています。

始めてご覧になられる方にも、楽しんで頂けるように、また、能をご覧になられている方にも、おおこんなやり方があったのか!と言って頂けるように頑張っております!

内容的には、相当細かく打ち合わせ・議論を重ねました。

手前味噌ですか、晃嗣さんと私は、これは面白い、いいんじゃないかと、手応えを感じています!
異流共演の新しい可能性を提示します。


チケット、絶賛発売中です!!
どうぞ宜しくお願い致します!

~~~~~~~

能楽金春流
第十二回   山井綱雄之會
平成29年9月2日(土)13時開演
国立能楽堂
渋谷区千駄ヶ谷4-18-1
JR千駄ヶ谷駅 都営地下鉄国立競技場駅下車徒歩5分


金剛流豊嶋晃嗣師と相舞の能「二人静」にて前代未聞の異流競演
長男・綱大(こうた:13歳)、初のシテ(主役)デビュー!
能「二人静」
シテ(静ノ霊)  山井綱雄
ツレ(菜摘女)  豊嶋晃嗣(金剛流能楽師)

狂言「狐塚-小唄入-」
シテ(太郎冠者)大藏吉次郎

能 猩々
シテ(猩々) 山井綱大
 (終演予定 16:30)

SS席(正面中央)10,000円
S席(正面右端)8,000円
A席(脇正面・中正面正面寄り)7,000円
B席(脇正面橋掛り寄り・中正面脇正寄り)
6,000円
B席学生(25歳以下)3,000円


お申し込みお問合せ
綱雄の会 メールtsunaofc@yahoo.co.jp
TEL 070-6526-0270(平日10~18時)
山井綱雄公式サイト yamaitsunao.com

ご挨拶

 能「二人静」は本来、シテとツレがピッタリと合わせる「相舞」をするのが見どころでありますが、それを敢えて異なる流派の方と致すことを思い付きました。
 豊嶋さんは金剛流の本拠地京都を中心に、その代表する能楽師として活躍されています。そして金剛流は古来より我が金春流と最も近い流儀とされ、それぞれの流儀の伝来を大切にしつつ、新しい可能性にも挑戦させて頂きます。
 「相舞をする「二人静」を異流派でどのように舞うのか??」。多くの方の疑問とご期待には、舞台の上にてお応え致したく存じます。
 また、私の長男・綱大(こうた:中学二年生)が初シテを勤めさせて頂きます。
能楽の未来を賭けた熱き挑戦、是非見届けにお越し下さいませ。
             金春流能楽師
             山井 綱雄






鳥山さんの初会

$
0
0
一昨日、小鼓方観世流 鳥山直也さんのお弟子さんの会の、旗揚げ初会にお招き頂き、地謡や舞で、お手伝いさせて頂きました。

とても、アットホームで、良い御会でした。

そして、何より、鳥山さんのこうしたお祝いに駆けつけることが出来て、嬉しいかったです!( ´∀`)

人生は、色々なことがあります。
私から見ていて、鳥山さんがつらい時に、頑張ろう!と声をかけるより(勿論それも大切だが)
、能楽師っていう生き物はやはり、舞台で生きている訳で、舞台の上で、真剣勝負をしながら励ますのが一番だ、と思い、私なりに、色々と舞台をお願いする中で、その舞台の上から、「鳥山さん、一緒に生きましょう!!」というメッセージを、送ってきたつもりでした。

きっと、鳥山さんもそれを恩義に感じて下さって、昨日は声をかけて下さったと思います。


職場で泣いて詫びてお休みをとってという甲斐甲斐しく動いていた奥様はじめ、お弟子さん、ポーランドから駆けつけたお弟子さん等、鳥山さんの廻りには素晴らしい方々かいらっしゃいますね。

とにかく、おめでとうございました!!



昨日8/7は銀座金春祭り!

$
0
0
昨日は、、、、

8/7は、毎年恒例の、銀座八丁目銀座通り一本裏側の 金春通りでの、金春祭り!!

我が金春宗家が1,000年近い遙か古より伝えてこられた、奈良の古儀を、ここに唯一再現しています。

私は、副地頭を勤めさせて頂きました。

台風が近づき、天気が心配されて、少し早めにスタート!!

途中、ポツポツときて、これは!…と思う場面もありましたが、最後まで無事に終了。


そうしたら、ものの数分のうちに、雨がザーっと!!


危なかった!ギリギリセーフでした。


そして、この8月7日は、もうひとつ、忘れることの出来ない日です。


恩師79世金春信高先生の、御命日です。


今日も信高先生は、何処かで心配されながら、ご覧になられていたことと思います。


恩師に想いを馳せながら、、、

勤めさせて頂きました。










富岡八幡宮 深川祭り

$
0
0
江戸三大祭りのひとつ、富岡八幡宮の、深川祭り。

これから、参加します!
担ぎます。
無理しないようにします(笑)!




下半期スタート!35年振りの『檜垣』!

$
0
0

さて!お盆も過ぎて、いよいよ、本日より今年2017年の後半戦が始まりました!!


明後日、8/19土曜日に、清里でのイベントが皮切りで、今年一杯(厳密には来年の年明けからあるのですが!)、ずっと舞台等が目白押しです!

このお盆の時期も、この下半期の舞台の数々の様々諸々の稽古がスタートしています!!

みんなで集まって稽古するものから、数人のもの、はたまたマンツーマンで「どうしようか?」と相談するものまで、様々。

もちろん、私一人で、チマチマとコツコツと、地味に(笑)、稽古を重ねていくものもあります。

本日は、福島県いわき市でのお弟子さんへのお稽古なのですが、その前に、80世金春安明先生宅へ皆が集合。

12月に、流儀の重鎮であり、能楽師として心より敬愛申し上げている本田光洋先生が、金春流としては何と35年振りとなる、最高秘曲「檜垣」を舞われます。

その、下申し合わせ。

なにせ、前回が35年前。
私は小学生のハナタレ小僧でしたので、当然、その舞台を知りません。

私は地謡を謡わせて頂きますが、この「檜垣」は初めてな訳です。

これで、最高秘曲「伯母捨」「檜垣」「関寺小町」の全てを地謡させて頂いたことになります。ありがとうございます!

今回の「檜垣」は、35年振りということもあり、また上演回数がまだ金春流では少なく、安明先生が改訂を加えられました(改訂といいますか、元々の金春流の伝来に近い形に戻されたとのこと)。

かつて、この「檜垣」を、恩師79世金春信高先生がシテを勤めてられたことがあり、その時の上演時間が、何と、、、、、

2時間50分!!!

驚異的な長さです!!

その2時間50分の「檜垣」を舞い終えられた信高先生が、その後に仰っておられたという、名言が伝わっています。

「これは、『芸』でなくて『行』だ。」

能の最高秘曲とは、正に、能楽師の人生の集大成。

その舞台を踏むこと、勤めること、これ即ち、『行』なのですね!



9/2冒頭に解説

$
0
0
まだ先だと思っていた、9/2山井綱雄之會も、いよいよ来週です。

長男の稽古も、佳境に。

そして、当日の冒頭に、普段より特別講義を金春流若手能楽師にご指南下さっている、羽田昶先生(武蔵野大学名誉教授)に、30分の解説をして頂きます。

これで、当日の見どころや内容や、今回の意義などお話し頂き、分かり易くご覧頂けることと思います!

どうぞ宜しくお願い致します!

~~~~

能楽金春流
第十二回   山井綱雄之會
平成29年9月2日(土)13時開演   国立能楽堂

解説とお話
羽田昶(武蔵野大学名誉教授)

金剛流豊嶋晃嗣師と相舞の能「二人静」にて前代未聞の異流競演!
能「二人静」
シテ(静ノ霊)  山井綱雄
ツレ(菜摘女)  豊嶋晃嗣(金剛流)
ワキ (神職)   野口能弘
アイ(太刀持) 大藏教義
笛       藤田貴寛
小鼓    田邊恭資
太鼓    安福光雄

後見   金春安明
   廣田幸稔
   横山紳一


地謡  本田布由樹 高橋忍
    井上貴寛  本田光洋
    本田芳樹  吉場広明
    中村昌弘  辻井八郎

狂言「狐塚-小唄入-」
シテ(太郎冠者)大藏吉次郎
アド(主人)榎本元
アド(次郎冠者)宮本昇
後見 星廣介

仕舞  野宮  富山禮子
    八島  金春憲和(金春流81世宗家)
     笹ノ段 金春安明(金春流80世)

地謡 本田布由樹
   山中一馬
   本田芳樹
   政木哲司

長男・綱大(こうた:13歳)、初のシテ(主役)デビュー!
能 猩々
シテ(猩々) 山井綱大
ワキ(高風) 野口能弘
笛       藤田貴寛
小鼓    田邊恭資
太鼓    安福光雄
太鼓  吉谷潔

後見 山井綱雄
   村岡聖美

地謡 大塚龍一郎 本田芳樹
   中村昌弘  金春憲和
   政木哲司  井上貴寛
   後藤和也  本田布由樹
 (終演予定 16:30)

SS席(正面中央)10,000円
S席(正面端後方)8,000円
A席(脇正面・中正面正面寄り)7,000円
B席(脇正面橋掛り寄り・中正面脇正寄り)
6,000円
B席学生(25歳以下)3,000円


お申し込みお問合せ
綱雄の会 メール tsunaofc@yahoo.co.jp
TEL 070-6526-0270(平日10~18時)

ご挨拶
 「山井綱雄之會」はお蔭様にて十二回を数えます。これも皆様のご声援のお陰と篤く御礼申し上げます。
 この度は、金春御宗家・金剛御宗家のお許しを頂き、同年生まれ(昭和四十八年)の金剛流能楽師豊嶋晃嗣さんと能「二人静」に挑ませて頂きます。
 能「二人静」は本来、シテとツレがピッタリと合わせる「相舞」をするのが見どころでありますが、それを敢えて異なる流派の方と致すことを思い付きました。それは、同年数カ月違い生まれの金剛流能楽師豊嶋晃嗣さんとのご縁からに他有りません。
 豊嶋さんは古典曲は勿論新しい挑戦も積極的に行っていて、金剛流の本拠地京都を中心に、その代表する能楽師として活躍されています。そして金剛流は古来より我が金春流と最も近い流儀とされ、私自身とてもシンパシーと親近感を感じております。
 豊嶋さんとは、かなり前より相談と稽古を重ねて参りました。それぞれの流儀の伝来を大切にしつつ、新しい可能性にも挑戦させて頂きます。今までも流派を越えた競演は度々させて頂きましたが、そのかつてのどの競演にも引けを取らないのは、金剛流と金春流の歴史的な深い深い繋がりと共通性、豊嶋さんと私の『絆』のなせる業と思えばこそ、です。
 「相舞をする「二人静」を異流派でどのように舞うのか??」。
 多くの方の疑問とご期待には、舞台の上にてお応え致したく存じます。
 また、私の長男・綱大(こうた:中学二年生)が初シテを勤めさせて頂きます。まだ将来のことも定まらず未熟な芸でお目怠い点もあろうかと存じますが、温かく見守って頂けましたら幸いに存じます。
 最後に、この私の奇想天外なオファーに、熱き心にて応えて下さった豊嶋晃嗣さんに、心より御礼申し上げます。

 能楽の未来を賭けた熱き挑戦、是非見届けにお越し下さいませ。

             金春流能楽師
             山井 綱雄
Viewing all 1559 articles
Browse latest View live