明日は、東京都内では、超久し振りとなります、能舞音楽劇 「義経記」です。
『人は皆、本当の絆がそこにあって、己れが気付いていないだけなのかも、しれないな、、、』
劇中、義経が、最期に発する台詞です。
深い深い台詞で、この朗読劇の、根幹を成す言葉です。
脚本の多くの部分を自ら書き上げられたデーモン閣下が、ご自身で創作されたこの台詞を最期に語られます。
稀有なエンターテイナーのデーモン閣下と、もはや三味線という枠を超えているアーティスト上妻宏光さん、そして、能では通常使用しない、音響や照明も入ります。
私はその中で、武蔵坊弁慶、静御前、源義経の三役を勤めます。
これは、正式な能ではありません。
ですが、弁慶の場面や静御前の場面は、能の時の雰囲気や形式を略式ではありますが、そのまま入れました。能を少しでも感じて欲しいので。
また、一方で、能楽師としてのスキル以外でも私の持てるものを全て総動員して、舞っています。
能舞台とは全く異なる空間での舞は、照明スモークもあって、実はかなりのハードさです。
能様式を取り入れた、エンターテイメント、として理解して頂けたらと思います。
この作品は、ひとつの完成品として、何処に出しても恥ずかしくないと自負する自信作です。
なので、今も全国各地で、公演を重ねています。
この公演の多くで、何も能を知らなかったオーディエンスに、一つのきっかけを作れたことは事実です。
この作品をきっかけに、一人でも多くの方が能を知りたいと、『能の敷居』を跨いで下さることを、心より願っています!!
今回より、特性パンフレットが販売になります!
見にいらして下さる方は、是非記念に買っていって頂けたらと思います。
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明日は東京で久し振りの能舞音楽劇『義経記』!!
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