色々、仕事関係の皆様、流儀の皆様、ご返事滞って、すみません、、、
頂いたのに、ずっとずっと、、読みたくて、しかし忙しくて、やっと今、入院中のベッドの上で読んでいるものがあります。
『能楽研究叢書 5
能楽の現在と未来
編集 山中玲子
発行 法政大学能楽研究所』
心に、グッときました。
私が、普段からよく考えているというか、考えさせられているというか、正に、そのものズバリな本でした。
昨年の秋に、シンポジウムとして開催されていたものを、本にして纏めたものです。
いや~、かなり、ズバリとくる内容でした!!
『能楽の現在と未来』。
いつも考えていることです。
やりたいから、やる。
やる必要があるから、やる。
求められてるから、やる。
啓蒙・宣伝、新作、コラボ、海外進出。
それらは、全て、能を破壊することではなくて、能を未来へ繋げていくため。
どんなに叩かれても、否定されても、やり抜かなければならないことはあると思うのです。
このままでは、能は滅びてしまうのではないか?
みんな、そう思っています。
正しい、真っ直ぐな、誰でも納得出来るような正解なんて、無いと思うのです。
そんなものがあれば、現在、能は危機になっていません。
私も、もう42歳ですから、本三番目物や、準老女物や、または先生方や先輩の大曲秘曲のお手伝いをしながら、老女物の世界まで、切り込んでいきたいです。
そうした、能楽師としての道のりや修行と共に、同時にやらなくてはならないこと。
そして、時代が求めていること。
それは、何か?
この本では、とても大きく切り込んでいます。
ヒントを頂きました。
私もまた、来年から考えていこうと思います。
それと、この本で提案されている、能楽のアートマネージメント。
これは、絶対に必要になってきますね。
山中玲子先生、法政大学能楽研究所の皆様、ありがとうございました!!
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『能楽の現在と未来』
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