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Channel: 能楽師・山井綱雄の~日々去来の花~
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5/29,30オペラ「マダム・クリザンテーム」に出演!

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今月末、また新しい挑戦をします。
そして、開催が決定しました!!

日本のカンパニーのオペラに、初めて出演します。
「マダム・クリザンテーム」(お菊さん)。

100年前の長崎で起きた実話を基に、当時のフランス人作家 ピエール・ロティが書きました。
当時のヨーロッパは、一大『日本ブーム』。フランス人ロティの目で観た日本を描きます。
そして、この戯曲を基に、オペラの名作「マダム・バタフライ」(蝶々夫人)は後年創られたとのこと。
その初演から約100年を記念して、日本では本邦初公開。
100年前の『古き良き』日本。
そして、フランス人将校と日本人女性の恋の悲しい物語。
原典の戯曲では、バレリーナが踊るとなっていた場面が幾つかあり、今回、日本での初演ということでバレエではなく能でと、主演お菊さん役を勤められる日本を代表するオペラ歌手 福田祥子さんから、お声がかかりました。

私からもアイデアを出させて頂き、指揮の佐々木さんや福田さんとご相談しながら、私の登場場面はグッと増えて、この記念すべき日本初演のオペラを盛り上げさせて頂くこととなりました。

緊急事態宣言で開催が危ぶまれましたが、昨日正式に開催が決定、本来であれば昨年の5月に初演されるべきところを、満を持しての延期公演として、今月の初演を迎えます。

2日目30日のみ、チケットは少しだけあるそうです。
ご興味ある方は是非!
愛と郷愁と悲哀と慈悲を秘めた素敵な作品となっています!

どうぞ宜しくお願い致します!

~~~~~~
日本橋オペラ2021歌劇「お菊さん」日本初演

1885年(明治18年)フランスの作家ピエール・ロティは、フランス海軍士官として長崎に滞在、日本人女性のおカネさんとの短い結婚生活から、小説「マダム・クリザンテーム(お菊さん)」を発表、世界で大ヒットする。
19世紀末から20世紀初頭、世界中の人々がこの小説を読んで日本に憧れた。この原作に基づき、1893年アンドレ・メサジェが歌劇「お菊さん」を作曲。
名作歌劇「蝶々夫人」の原点と言える重要な作品。
今回の公演が日本初演、世界でも92年ぶりの復活舞台上演。
オペラの中には、百人一首や南無阿弥陀仏など、日本文化が満載。
金春流能楽師の山井綱雄とのコラボも見逃せない。
一世紀の時と東西の文化が融合し、ここに花開く。

歌劇「お菊さん」
全4幕(舞台上演・ピアノ伴奏)
日本初演・世界蘇演(2021年1月現在の見込)
作曲:アンドレ・メサジェ
 原作:ピエール・ロティ
日本語上演(日本語・英語字幕付)
日本語テキスト:日本橋オペラ編
主催:日本橋オペラ研究会

2021/5/29(土)
開演:14:00~ (開場 13:15~)
2021/5/30(日)
開演:14:00~ (開場 13:15~)
日本橋劇場(日本橋公会堂4F) 

出演
指揮:佐々木 修 
演出:日本橋オペラ研究会
ピアノ:居福健太郎 
能舞:山井綱雄(金春流能楽師)

(配役)
お菊さん:福田祥子 
ピエール:池本和憲
イヴ:上田誠司 
甲板員:根岸一郎
勘五郎:飯沼友規 
お梅:田辺いづみ 
サトウ:大倉修平
お雪:高橋千夏 
苺:菊池未来 

◎チケット 
● 5/30日曜  S席(一般):¥6,800
のみ残り僅か有。他、完売。

チケット申し込み先
イープラス
https://eplus.jp/sf/detail/3369220001






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